障害・疾患と本人の性格はどこまで分けられる?

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こんなことを言っても陰謀論に過ぎないのですが、障害や疾患を盾に好き勝手する者と、その障害や疾患を悪の象徴と喧伝する者らってグルなのではないかと思う時があります。</p>

実際、何処までが障害や疾患のせいで、何処までが本人の資質の問題なのかを仕分けるのは容易でないと思います。例えばPMS(月経前症候群)は生理前にイライラや気分の浮き沈みなどが激しくなるというものがあります。これは生理前だけ荒れるなら特性だと分かるのですが、もし生理周期を問わず怒りっぽいのであればそれは本人の資質といえるでしょう。実際、ほとんどの障害や疾患にはそうした推理の材料すら与えられないのですけれども。

これまたややこしい話で、同じ障害や疾患であっても人によって“閾値”というのは異なってきます。同じ食物アレルギーでも、少しなら大丈夫という人と完全に無理という人が居るというような話ですね。これもまた誤解を招きやすいです。「Aさんは大丈夫だったのにBさんは無理と言い出した!Bさんは怠惰だ!」という感じの。

下手をすれば本人すら分からないこともあるのではないでしょうか。障害のせいで出来ないのか、自分の頑張りが足りないのか、自分でもその判断がつかないという線です。意外とやれると思ったら無意識にやせ我慢しているだけだったということもあるでしょう。

ただ一つだけ確かなことがあります。外野から障害や疾患の名前だけ出して解説した気になる知ったかぶりは鬱陶しく邪魔だということです。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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