社会福祉ヒーローズ2025、ベストヒーロー賞は愛知県・西春日井福祉会のラマ・サビナさんに決定!
暮らしゆうちゃみさん(左側)とベストヒーロー賞のラマ・サビナさん(右側)
福祉の現場で活躍する若手を対象に、年に一度個性的な取り組みを称える「社会福祉ヒーローズ」。第8回目となる2025年度の「ベストヒーロー賞」に輝いたのは、愛知県清須市の特別養護老人ホーム「ペガサス春日」(社会福祉法人西春日井福祉会)に勤務する、リーダー介護員のラマ・サビナさんです。ベストヒーロー賞含めて、外国籍の受賞は初となります。
介護福祉士の国家資格に一発合格
今年の日本一となったラマ・サビナさんは、介護技能実習生一期生として来日しているネパール人です。ネパール国内で看護学校を卒業し、一年間の就業を経て2019年に来日しました。2024年には介護福祉士の国家資格に一発合格し、翌年からはリーダー介護員として所属スタッフ4人のまとめ役となっています。
介護福祉士だけでなく、日本語能力検定でも日常会話や評論文が理解できるN2を取得しており、その努力と成長ぶりには誰もが一目置いています。また、公からの視察にも対応し、外国人でも介護福祉士として働けることを発信。後進に範を示し続けています。
本番のプレゼンでは、日本での体験談や日本式介護の良さについて語られました。来日当初は認知症の利用者から暴力を受け、帰国さえ考えた程でしたが、これを別の利用者に話すと「あなたは頑張ってる」と慰められます。その体験から利用者へ気持ちを伝えれば信頼関係を築けると知り、今に至ります。
ラマさんは「日本式介護」のことを、人生の最後まで本人らしく生きていくためのサポートであり、“好き”や“やりたい”という気持ちを尊重することと定義し、これを重んじています。ゆくゆくは出身国のネパールをはじめ世界中に日本式介護のよさを発信していきたいとしています。
ゲスト・ゆうちゃみさんの福祉職の推しポイントは「支え合いって大事やん!」

後半はゲストのゆうちゃみさんによるトークショーが開かれました。ゆうちゃみさんは保育士への挑戦意欲について言及し、ファッションやアクセサリーやシール交換といったアプローチが現代の子ども文化にもコミットしていると説いています。更に、目線を合わせることや子どもから学べることがあること、初心を忘れないことも大切な点として挙げました。
ゆうちゃみさんは福祉職について「支え合いって大事やん!」と表現しました。福祉は一方的なものではなく、互いに支え合うことで成り立ち、家族関係からも実践できることや笑顔の貯金といった独特の表現で説明されていました。
学生ヒーローズ賞について
今年の学生向け「学生ヒーローズ賞」では以下の3団体が選ばれました。
楊志館高等学校(大分県大分市)
子どもから高齢者まで実践できるリハビリダンスとして、サイリウムを用いたヲタ芸とラジオ体操の融合「ヲタ芸体操」を開発しました。口コミで評判が広がっていき施設からの実演依頼も来ています。こども家庭庁主催のコンテストでは最高賞の栄誉にあずかりました。
島根県立松江農林高等学校(島根県松江市)
松江市主催の「介護の出前授業」に協力し、市内の中学生へ向けた介護体験学習を実施しています。高校生が講師として教える姿に、受講した中学生らは「年の近い先輩から教わることで介護が身近に感じられる」と好評。福祉への進学を志す生徒も出始め、人材不足解消の一助となれる期待もあります。
田原福祉グローバル専門学校(愛知県田原市)
介護福祉学科の学生を中心とし、市内18校の小学3年生以上を対象とした福祉レクリエーションを通じて啓発活動をしています。イベントの任期は凄まじく、定員100人が申込開始当日に埋まるほどです。未来の福祉人である子どもたちに向けて、「福祉は楽しい」というメッセージを発信していきます。
社会福祉HERO'S 公式サイト
http://www.shafuku-heros.com/


