身体障害者手帳の活用〜障害をもつ人が援助を受けられる制度です
暮らし 身体障害身体障害者手帳とは、身体障害者・身体障害児として、援助や保護を受けるための手帳です。この身体障害者手帳があると、法律上、正式に身体障害者と認められ、割引や補助金などの、いろんな援助を受けられるようになります。身体障害者手帳がないと、援助が受けられません。身体障害者・身体障害児にとって、大切な手帳です。
身体障害者手帳を取得するには
身体障害者手帳には、1級から7級までの級があります。1級から6級が障害者福祉法での障害者として認定され、障害者手帳がもらえます。7級は法律での障害者と認定されず障害者手帳はもらえません。
障害の等級は、障害の種類によって、それぞれ決められています。詳細:http://www.mhlw.go.jp
7級の障害が2つ以上重複してある場合は6級となり、身体障害者手帳がもらえます。身体障害者手帳の等級が1級と2級だと、重度の障害となります。3級でも内部障害の場合は重度の障害と扱われる場合もあります。
身体障害者手帳のメリット
割引等のメリットをまとめてみました。
- ①所得税・住民税の割引
- ②医療費の割引
- ③自動車税の割引
- ④贈与税・相続税の割引
- ⑤携帯電話料金の割引
- ⑥NHK受信料の割引
- ⑦郵便の割引
- ⑧公営住宅へ優先入居
- ⑨マル優・マル特制度
- ⑩心身障害者扶養共済
- ⑪特別障害者手当
- ⑫特別児童扶養手当
- ⑬住宅金融公庫による増額融資
- ⑭生活福祉資金の貸付
- ⑮JR、JR新幹線の割引
- ⑯バス・タクシーの割引
- ⑰高速道路の割引
- ⑱航空会社の運賃割引
- ⑲駐車禁止規制の適用除外
- ⑳公共駐車場の割引
- ㉑USJの入場料割引
- ㉒ディズニーランドでのアトラクション優先案内
- ㉓映画館の割引
- ㉔美術館、博物館の割引
- ㉕都道府県及び市町村運営宿泊施設の割引
- ㉖Jリーグ観戦チケット割引
身体障害者手帳のメリットには、上記以外に東京都の条例によって支給される東京都重度心身障害者手当等もあります。(東京都以外の障害者は対象外です。)このように、それぞれの自治体が独自の条例で、障害者に手当や補助金を支給している場合があります。住んでいる自治体で、独自の制度がないか確認して生活に潤いをもたせてはいかがでしょうか。
尚、駐車禁止規制の適用除外では、【駐車禁止除外標章】の不適切な使用が多いとニュースで取り上げられました。身体障害者手帳の活用は正しく利用しましょう。
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